ワイモバイルは1年を通して、何度か特売の様なキャンペーンが開催されます。
そして、そういったセールでは今まで携帯本体が1円で販売されるという、かなりお得なラインナップも頻繁に見かける事がありました。
しかし今後は、この1円機種などは販売されない可能性が高いのです。
今までの機種代1円の内容
まずは、そもそも機種代1円の存在を知らない方、もしくは最近ワイモバイルに関心を持ち始めたという方のために、実際に販売された事がある1円のスマホやガラケーの内容についてご紹介したいと思います。
セール内容
1円機種のセール内容としては、その言葉のままの意味ではありますが、スマホやガラケーの本体代金が1円で販売されていたというものです。
一般的にワイモバイルで契約を行った際に発生する料金の内訳としては、以下の項目からなります。
ワイモバイル契約時の費用内訳
- 機種代金の頭金
- 機種代金の分割代金
- プラン料金
- 各種割引
- 事務手数料
現在は
これに対して1円機種のセールの契約の場合は、機種代金の「頭金」が1円になり、「分割代金」が0円になるというかなりお得な内容となっていたのです。
1円機種の注意点
ただ、この1円機種に関してはある制約が付いていました。
その制約とは、普通に利用継続している分には特に何もありませんが、契約開始から短期間での解約・MNPを行った場合は契約解除料(違約金)とは別に、1円機種キャンペーン専用の違約金(購入サポート)というものが発生するのです。
これは、ほぼ無料に近い状態でスマホもしくはガラケーを入手できる事から、それを悪用して契約後すぐに解約して、機種だけ転売するという行為を防止する為に設定されているものです。
なので、そういった転売目的の方にとっては手は出せないキャンペーンとなっていましたが、普通にワイモバイルと契約して使っていくという方にはとてつもなく安く契約できるチャンスとなっていたのです。
ワイモバで今後1円機種が出ない可能性について
そんな1円機種が登場するキャンペーンや特売ですが、今後もワイモバイルで開催される可能性はどうなのでしょうか。
なぜこの様な疑問を持ち始めたかというと、ワイモバイルの料金プランが変更になってからの大きなセールのタイミングから1円機種を見かける事がなくなってしまったのです。
今後開催されない可能性は大
この可能性に関しては「ワイモバイルの料金プランが変更になってから」という項目に注目すると予想できるかと思いますが、政府から各キャリアに対して違約金を緩和or撤廃するようにというお達しがされた時期でもあるのです。
これにより、ワイモバイルではスマホプランが主な契約プランだったのですが、スマホベーシックプランという月額が高くなる代わりに解約時に違約金が不要なプランが前面に出される様になったのです。
肝心の1円機種についてですが、この機種は前述の通り短期解約、厳密には2年以内の解約の場合に別途違約金が発生するという規約になっているものでした。
なので、この1円機種を今の環境で販売してしまう事で、短期解約をされた際に違約金を請求しにくい状況に陥っているのです。
1円機種を出しにくい理由
「だったら、1円機種でも違約金なしにしたら良いのでは?」と思われる方もいらっしゃるでしょう。
しかし、それを行ってしまうとこれも前述でもご紹介している内容ではありますが、転売目的で契約をしようとする輩が集まってきてしまうのです。
そうなると、ワイモバイル側としては転売目的の契約をされればされるだけ損益に繋がりますので、1円機種を販売するメリットがなくなってしまうのです。
もちろん、通常の利用目的に1円機種を契約される方もいるでしょうが、それでも転売など不正利用される可能性がある限り、このセールを行うことはリスクでしか無いのです。


ワイモバイルの今後のキャンペーンはどうなる?
では、ワイモバイルでの今後のキャンペーンはどうなるのでしょうか?
少なくとも、違約金関連が絡む内容のキャンペーンは今後も期待しずらい状況にはなる事でしょう。
しかし、ワイモバイルの場合は運営がソフトバンクという事で、別の方面でキャンペーンを展開する事も可能なのです。
PayPay絡みが多くなるかも
ソフトバンク絡みで言えば、CMなどでもかなり宣伝されていたPayPay関連のキャンペーンも今後増えていく事でしょう。
実際、この記事を作成時点(12/27)でもワイモバイルではPayPayに絡めたキャンペーンが開催されていいますし、PayPay単独でも様々なキャンペーンを次々に展開されています。
なので、今後のワイモバイルのキャンペーンにも引き続きPayPayを絡めたものが増えていく可能性が高いと思われます。
他のキャンペーンは健在
では、違約金に関係しない今まで定期的に開催されていたキャンペーンに関してはどうでしょうか?
具体的には「学割」や「新規割(旧イチキュッパ割)」などについてですが、基本的にこれらのキャンペーンは今後もなくなる事はないかと予想されます。
もちろん、その名称や細かな条件などは変更される可能性はあるでしょうが、これらのキャンペーンはワイモバイルが新規顧客を獲得する上でもかなり重要な役割を果たす割引制度ですので、無くなる事はまずないでしょう。


まとめ
以上のことから、やはり違約金問題が絡んでくる様な機種代金1円という特売やキャンペーンは、今後開催される可能性は低いと言えるでしょう。
もちろん、この内容は100%確証のあるものではありませんが、それを開催するメリットがワイモバイル側にほとんど無く、むしろリスクの方が多い施策となっています。
「違約金がかからなくなった」と聞くと、スマホ業界が非常に便利になったと感じれるでしょうが、今回紹介の1円機種を目当てに検討されていた方にとっては目玉商品がなくなってしまった事で少し寂しく感じてしまうかも知れませんね。
ちなみに、念のためにお伝えしておきますが、1円機種が無くなった事自体は残念な事ではありますが、違約金精度が撤廃された事によって、プランが使いやすくなっているという事実もあります。
なので、個人的に現時点でもワイモバイルが最も通信品質と月額のバランスが良い最強のキャリアであるという認識には変わりはありませんので、その点はご安心ください^^