政府の命令によりスマホ市場で違約金の減額もしくは撤廃の動きが活性化し、ワイモバイルでもその動きが見られました。
結果、スマホプランが廃止されスマホベーシックプランにより解約の違約金がかからないプランでの契約が前面に出てくる事になりました。
これだけを見るとかなり環境が良くなった様に見えますが、実際に解約を行う際には注意するべき点がいくつか存在しているのです。
ワイモバイル解約時の注意点①(残債と違約金)
まず1つ目の注意点としては、スマホベーシックプランで契約中の携帯を解約する際に0円で設定されている違約金はあくまでも契約解除料金というものの事です。
他のキャリアでも広く採用されていたもので、その多くは2年以内の解約で約1万円の費用が解約時に掛かるというものです。
その違約金がワイモバイルの新しい方のプラン「スマホベーシックプラン」では免除となるのですが、それ以外に支払いが必要な費用としては依然として支払いの義務は残っているのです。
機種代金の残債
その支払いの義務が残るものの一つに、機種代金の分割残債というものがあります。
これはワイモバイルでの契約でsim単体契約だったり、スマホやガラケーの本体を一括で支払っている方には発生しないものではありますが、スマホ購入者のほとんどが基本的に機種代金は分割で支払いされています。
そして、この分割残債は当然のことながら本来は一括で支払いが必要なものを先延ばしにしている状態なだけですので、完済前に解約したからといってその支払いがなくなる事はないのです。
キャンペーンなどの違約金
次に解約時に支払いが必要になる可能性があるものとしては、割引やキャッシュバックキャンペーンに付属されている特別な違約金です。
少し前のワイモバイルであれば、アウトレット商品などに付けられていた「購入サポート」と呼ばれるものが該当します。
これは前述でご紹介の契約解除料とは別に、キャンペーンなどで割引を受ける代わりに指定する期間内は解約ができないという縛りが付いているもので、もしその期間内に解約した場合は契約解除料とは別の違約金が発生してしまうのです。


ワイモバイル解約時の注意点②(短期解約にはリスクあり)
2つ目の注意点としては、「解約で違約金が掛からないのであれば、契約から数日で解約しよう」と考える方もいるでしょう。
実際、現在のワイモバイルのスマホベーシックプランであれば、イベントやパーティーの問い合わせ先の電話番号を数日だけ利用したいと言った方には非常に便利な使い方ができるキャリアとなっています。
そして、実際に契約から数日で解約したとしても、契約解除料としての違約金は0円です。
しかし、実はそういった短期解約をする事にはあるリスクが発生してしまうのです。
半年間、新規契約やMNPが出来なくなる
そのリスクとは、実は短期解約を行った人物というのはキャリア側からしたら利益にならない客と認識されてしまうため、解約を行ってから半年間は新規契約やMNPの審査がほぼ通らないという事態に陥るのです。
これは100%落ちてしまうという訳ではありませんが、借金や延滞をした経緯がない様なホワイトの方であっても審査に落ちてしまう様になるのです。


なので、ワイモバイルの違約金が0円になるとはいえ、直近でMNPや新規契約を検討されている場合は短期解約を行う前に先にそちらの契約が締結してから解約を行う様にしましょう。
半年後には元通りになる
ただ、安心していただきたいのは、この審査が通らなくなるという状況は基本的に半年が経過すれば元通りになります。
また、審査が厳しくなるのは携帯の新規契約やMNP(乗り換え)の場合のみですので、同じキャリア内で機種変更を行う際には影響はありません。
また、滞納をした訳でもありませんので、当然スマホなどの携帯関連以外の審査(賃貸や住宅ローンなど)にも影響はありませんので、その点も併せてご安心ください^^
ワイモバイル解約の注意点③(短期解約の場合は総額に注意)
3つ目の注意点としては、前述でも少し触れていますが短期解約を検討されている場合の注意点です。
短期解約はご紹介の通り次回以降の審査が半年間厳しくなりますが、その期間に新しく契約が発生しない方でなおかつ短期間だけ持っている番号と別の番号が欲しいという方には依然としてワイモバイルはかなりお得に契約する事ができます。
しかし、ここで注目すべきはワイモバイルの契約から解約までに掛かる総額についてです。
普通に契約した場合
というのも、ワイモバイルに普通に契約した場合、契約から解約までに掛かる費用としては以下の項目が必要になります。
契約から解約までに掛かる費用
- 事務手数料3,000円
- 月額
- 端末代(sim契約の場合は不要)
なお、月額に関しては開始月は日割り計算ですが、解約月に関しては月末までの費用が必要になります。
例えば1/15に契約して1/20に解約した場合は、月額の発生開始日は1/15からとなりますが、月額の終了日は20日ではなく31日までの計算となります。


なので、sim契約で超短期解約をした場合は3,000円強の費用になるという事です。
この費用はパッと見は安く感じるでしょうが、1〜2日だけの利用だと考えるとかなり割高になってしまうのです。
お得に短期解約する方法
しかし、ワイモバイルで数日間だけ電話番号を利用したいと言った場合には、別の方法を用いれば上記よりも大幅に安く済ますことも可能なのです。
通常の契約方法で一番費用が高い項目としては、やはり事務手数料の3,000円でしょう。
これを減らす事ができれば短期利用者としてはワイモバイルは最強になります。
そして、これは非常に簡単な方法で実現する事ができるのです!
その方法は、特殊な方法でもなんでもなく、単純にワイモバイルの公式オンラインストアで契約するという至ってシンプルなもので、そうする事で自動的に公式オンラインストアの特典である事務手数料無料が適用されるのです。
つまり、数日だけ利用して即解約手続きを行えば数百円という破格の金額で新しい電話番号を使用する事ができるのです。


ワイモバイルの解約違約金はいくら?解約時の注意点について まとめ
以上が、ワイモバイルの違約金0円に対して把握しておくべき注意点となります。
スマホベーシックプランは使い方さえ間違わなければ、前のスマホプランよりも格段にお得に利用する事ができるプランです。
なので、普段使う用のスマホの契約にも向いていますし、リスクを理解した上であれば数日だけ電話番号が欲しいという要望も満たす事ができる超有用なキャリアに昇華したと言えるでしょう。
何よりワイモバイルの公式オンラインストアで契約する事で自動的に適用される事務手数料無料はかなり嬉しい特典ですので、ワイモバイルで契約を検討されている方はオンラインストアを使わない手はないでしょう。